病気?ゲーミング障害?それって違うんじゃないの?の研究結果

数か月前にゲーミング障害として世界的な発表がニュースになりました。
しかしそんな中、研究機関からの「それはまだわからないのでは?」というニュアンスの発表がありました。

すごく興味深いので取り上げてみました。

オックスフォードの研究者は、世界保健機関がゲーミング障害を公式な病気として発表したわずか数ヵ月で否定する研究結果を発表しました。
オックスフォード・インターネット・インスティテュートが実施したこの最新の調査では、1,000人の青年とその介護者からデータを収集しました。

「世界保健機関と米国精神医学会は、以前の研究ではこれらの若者の生活の中で起こっていることのより広い文脈を検証することができなかったため、研究者に思春期の調節不全ビデオゲームの臨床的関連性を調査するよう呼びかけました。
これは、新しい調査で対処しようとしているものです。
初めて動機付け理論とオープンサイエンスの原則を適用して、思春期の日常生活における心理的必要充足と欲求不満が、無規制または強迫観念のゲームエンゲージメントに関連しているかどうかを調査します。」

全体として、この研究では次の4つの重要な結果が見つかりました。

  • ほとんどの青少年は、毎日少なくとも1つのインターネットベースのゲームをプレイしました。
  • 毎日プレイするオンラインゲーマーの半数未満が、強迫観念的なゲームの症状を報告しています。
  • 毎日プレイするプレイヤーは非常に熱心で、1日平均3時間をゲームに費やしていました。
  • 強迫観念のゲームが思春期の結果に大きな影響を与えたという証拠はほとんどありませんでした。

アンドリュー・プルジビルスキー教授は「これらすべての問題を解決するには、より良いデータとビデオゲーム会社の協力が必要です」と述べています。


一時期話題になったゲーム障害についての反論の研究結果です。
なかなか興味深いですね。

個人的には病的に中毒性が高い=ゲーム全体が危険という思想が危険であると感じています。
もちろん病的に中毒性の高いゲームがある事も事実ですが、他のエンターテイメントも含めてもっと議論や研究が必要な題材だと思います。

調節不全ゲームの動機付けおよび心理社会的ダイナミクスの調査:事前登録コホート研究からの証拠
Green man gaming news room
オックスフォード・インターネット・インスティテュート